なにやら、最近の話題で
世界の科学系メディアでは
「人間が磁場を感じている」ということについての、科学的証拠がついに見出されたらしいのです。
これは3月19日に取り上げられたニュースです。
アメリカの「カンバゼーション」というメディアの記事で
こちらは英語の記事なので、
The Conversation 2019/03/19
下に翻訳を載せておきます。
この翻訳はブログin deepさんのを記事がかなり分かりやすいので引用させていただきました。
人間の磁気に対しての感覚に関する新しい証拠は、私たちの脳が「地球の磁場を検知している」ことを示す
地球上の多くの動物が磁気を検知する感覚を持っていることは生物学者たちによって知られている。ハチやカメや鳥類を含む多くの生き物たちは、磁場を検知して、それを移動の手段として用いていると考えられている。
では、人間はどうなのだろう。人間も他の地球上の動物のように磁気を感知できるのだろうか。
これまで何十年ものあいだ、科学者たちは、人間が磁気を感じることができる生体なのかどうかを研究し付けてきた。
しかし、これまでのさまざまな研究では、人間が磁気を感じているという説を支持しそうな結果もあれば、人間は磁場を感知してはいないと結論される研究もあり、その議論は長く続いている。
研究の結果がひとつの方向に進まなかった理由のひとつには、これまでのすべての研究が、事実上、「日常的な人間の感覚」に依存していたという事実によるものかもしれないということがある。
たとえば、仮に人間が磁気的な感覚を持っているとしても、日常のその経験は非常に弱いかすかなものであるか、あるいは無意識や潜在意識的な部分で止まっている可能性がある。
そのような中で、米カリフォルニア工科大学の認知心理学の教授である下條信輔氏が中心となり、生物学者、認知神経科学者、神経工学者を含む研究チームは、それまでとは異なるアプローチで、この問題に取り組むことになった。
その結果、発見された事実は、「人間は地磁気を感じる感覚を持つ」ということについての最初となる具体的な科学的証拠を論証的に提供することとなった
生物の地磁気的感覚はどのように機能するのか
地球は、地球の液体コアの動きによって発生する磁場に囲まれている。コンパスが北を指すのはそのためだ。
地球の表面では、この磁場はかなり弱く、冷蔵庫のマグネットよりも約 100倍ほど弱い程度のものだ。
過去 50年間ほどの間に、科学者たちは細菌、原生生物、動物界のほぼすべての分野の何百もの生物がこの地磁気を検出し、それに反応する能力を持っていることを見出し続けてきた。
ミツバチなど一部の動物では、地磁気行動反応は、光、匂い、または接触に対する反応と同じくらい強いものであることがわかっている。
生物学者たちは、魚、両生類、爬虫類、多数の鳥類、そしてクジラ、げっ歯類、コウモリ、牛そして犬を含む多種多様な哺乳類に及ぶ脊椎動物たちの、磁気に対しての強い反応を確認している。
これらのすべての場合において、動物は、視覚、匂い、聴覚などの他の合図とともに、地球磁場をナビゲーション能力の構成要素として使用している。
以前の科学界では、地球磁場はとても弱いために、それを強い神経信号に変換できる生物学的メカニズムは存在しないと考えられていたが、生物の生きている細胞が強磁性の鉱物磁鉄鉱(ナノクリスタル)を作る能力を持つことがわかり、それ以降、動物と磁場の関係性への理解は大きく変化した。
この生物起源の、細胞内の磁気を感知する結晶は、最初、ある軟体動物の歯の中から見つかり、その後、細菌の中、そして昆虫、魚、哺乳類、あるいは原生生物や様々な他の生物の細胞からも見つかった。
そして、これは「人間の脳の組織」にも存在することがわかっているのだ。つまり、人間の細胞にも、磁場を感知している動物たちの同じものが存在する。
しかし、それにもかかわらず、これまで科学者たちは人間が磁気に敏感に反応する生物だとは考えてはこなかった。
磁場を操作する
今回の研究では、34人の被験者たちに、試験室に設営された導体で囲まれた特殊なファラデーケージ(鉄製のケース)に座って目を閉じてもらい、被験者の脳波(EEG)を観察した。
このファラデーケージは、ワイヤーに電流を通すことにより人為的に特殊な磁場を発生させることができる構造となっている。そのため、研究チームはケージ内の磁場を自由に操ることができる。
このファラデーケージに意図的に磁場を発生させていない状態では、実験が行われた場所(北緯 60度)の位置の環境磁場がケージ内で検出されていた。
人が日常生活で頭を回したり、頭の向きを替えると、脳に対して磁場の方向が相対的に変化する。
まず、研究チームは、暗闇のケージの中にいる被験者に頭をゆっくり回すように指示した。すると、相対的な磁場の方向が変化したにもかかわらず、脳波に変化はなかった。
この新しい研究では、脳波(EEG)による脳の電気活動を直接記録した。
次に、34人の参加者たちに、頭などを動かさずに、単に座っているように依頼した。
そして、その状態で磁場だけを変化させた。
この結果、34人の被験者たちは全員、磁場が変化したことについて、何も感じなかった。
ところが、脳のアルファ波を調べたところ、そのうちの 4人の被験者たちが、磁場が変化した際に大きなアルファ波の減少を見せたのだ。
アルファ波は、リラックスした状態に多く観察される脳波で、リラックスしている状態のときに、強い感覚刺激を受けると、アルファ波は減少することが知られている。
今回観察されたアルファ波の減少も、強力な外部刺激を受けた際に起きるパターンと合致した。
参加者たちが、アルファ波の減少を見せたのは、垂直方向の磁場が実験場所のある北緯 60度の自然な磁場と合致する際に限られていた。
つまり、人々がその場で横を向いたり、体の前後を入れ替えたりするのと同様の磁場の変化があったときにのみ、アルファ波の減少が確認できた。
不自然な方向の磁場変化にはアルファ波が反応しなかった。
これは、人間の磁場感知システムが、自然環境に適合して形成されていることを示している。
この脳波の動きは、人間が磁場に対しての感知機能を持っていることの大きな証拠となる。
なお、34人の被験者の中の 4人にだけ磁場の感知能力があることが示唆された点については、たとえば、すべての人が芸術や数学に優れているわけではないのと同じように、磁場の感知能力にも個人差があると理解されている。
これを読んでみますと、
「 34人中 4人だけが磁場を感じていた」
という事ですが、みんながみんな同じ感知能力があるわけではないということがわかったんですね、
私なりにちょっと気になったのが
強力な外部刺激を受けるとアルファ波が減少することが知られている、
と言っていますが、
このアルファ波は、周波数が8~13Hzの状態です。
アルファ波が出ていると、集中することが出来たり、脳がリラックスしている状態なので、勉強をしたり、仕事をしたりする時に向いている脳波です。
集中しているところで話しかけられたり、電話が鳴ったりすると、アルファ波は下がってしまうので、持続させるのが難しい特徴があるらしいんですね。
気になるのが、この外部刺激って部分なんですけどね、実際磁場が人間にどのような作用を与えているかはわかりませんが、
私はあの東日本大震災の後くらいから地震が来る前に高音の耳鳴りを感知する不思議な能力があらわれまして、この耳鳴りの周波数を調べてみたら大体多くの耳鳴り感知者は4000Hz以上からの音を聴いているようで私の場合は6300Hzくらいの高音でした。
目には見えませんが、この耳鳴り音って
結構な外部刺激の様な感じがするんですよね。
だから私は磁場の影響って動物だけではなく、人間だって何かしら影響はあると思っていました。
しかも最近は下の図の様に
太陽の磁気構造の変化が見られているようで、これまでの2重極構造から4重極構造になっている。
太陽の様子も最近はなんだかおかしくなっているし、以前より異常なほど活動が静か過ぎます。
この太陽の活動低下時期をマウンダー極小期と言うんですが、現在の活動周期の伸び、極域磁場の反転が早まったことは17世紀後半の状況に似ています。
そこで、同じくらいまでとは行かないまでも今よりは寒冷化するのではないかと予想されています。
これは、「来年にも地球の気温が下がる」とか、「太陽の温度が下がる」ということではなく、こういった太陽の磁場構造の変化が地球の気候になにか影響をおよぼすのではないかと考えられているらしいんですね。
こう考えると、私たち人間はやはり地球と共に生きているんだと思う。
地球の磁場が変化してるから私達も何かしら変化してる気がするし、地球はこれからも変化し、同じでいることはない。
今までの2重極構造が当たり前は当たり前ではなくなってきている。
ホントに常識なんて常識じゃなくなってますよね。
太陽、地球の磁場の進化と共に人間も進化する時だと思います。
現状維持なんてない。
現状維持バイアスにかかってるのは人間だけ。
退化と進化の真ん中はないってだれかが言ってましたが、今はその過渡期かもしれない。
まぁ、私の耳鳴りは地震感知だけでなく、もしかしたら高次元からのお知らせかもしれませんが、、
これから不思議な力を持つ人がどんどん増えるかもしれないなぁ、と思ったニュースでした。
どうもありがとうございました。