突然ですが、あなたは自分の今まで学んできたことや経験して知り得た知識を絶対正しい!と言い切れる人でしょうか?
それとも、
もしかしたら自分はまだ何も知らなくて、今知っている知識は間違っているのかもしれない・・・と受け入れられる人でしょうか?
あなたが前者ならちょっと危険かもしれません。
今、インターネット上では、何も知らない人が知っている人に文句をつけるということが往々にして起きています。
今回はそれを上手く例えたジャイナ教のお話を紹介したいと思います
「賢者と6人の盲人のお話」というものです。
昔々、小さな村に6人の目の見えない盲人が住んでいました。
ある日、賢者が象を連れてきて6人の盲人に象を触ってください・・と言いました。
そして6人の盲人はそれぞれ象を触り始めます。
耳を触った盲人は、「これは扇だな!」と言い
足を触った盲人は「大きな木だよ!」と言い
胴を触った盲人は「これは壁ですね!」と言い
しっぽを触った盲人は「これはロープに決まってる!」と言い
牙を触った盲人は「これは槍に違いない!」と言い
最後に鼻を触った盲人は「これは蛇だよ!」と言う。
そこで賢者は6人の盲人たちに「これは大きな象なんですよ」と伝えました。
でも6人の盲人は象なんて想像できっこないはずです。
そんな大きな動物がいて、そんなものが生息するなんて目が見えないのでわからないのです。
そんなものが目の前にいたら踏み潰されるなんてことも想像できません。
なので
6人の盲人は、「そんな象なんているわけないだろ!」といい始めます。
しまいには賢者にも文句は付けるし、盲人同士でもそれぞれ文句を言い合うのです。
みんながみんな口を揃えて
「お前間違ってるぞ!」
「僕が正しいぞ!」
「蛇に決まってるだろ!」
「絶対これだよ!」
と何時間も言い合っているのでした・・・
どうでしょうか?
今インターネット上ではこのお話と同じようなことが起こっていますよね。
全体像を見ずに、知りもしないのにこれしかない!と思ってしまっているとダメなのです。
賢者マインドを身につけないといつまでたっても争い続け、いつまでも間違った情報を信じ続けることになってしまうのです。
自分は何も知らされていない・・と謙虚に認めることで真実を知ることができるのかもしれません。
自分の意見だけが絶対ではないという事を理解し、きちんと智慧をつけ俯瞰した真実の賢者マインドを手に入れましょう。そのためにはマインドセットをきちんと学ぶことです。
では、ありがとうございました。